Markdown で十分だ
何年ものあいだ、私はより良い執筆ツールを追いかけてきた。より豊かなエディタ、より多くのボタン、より巧みなページの整え方。そのどれも、文章をいっこうに良くしてはくれなかった。
私が実際に必要としていたのは、見出しと、いくらかの強調と、ときおりのリスト、そして外へリンクを張る手立てだった。Markdown はそのすべてを、キーから手を離さずに打てるひと握りの素朴な記号で与えてくれる。
制約こそが贈り物だ。段落の見た目についての選択肢が少なければ、その分の注意を段落の中身へ注げる。Markdown で十分であり、たいていの場合、十分こそがちょうどいい量なのだ。