バックアップは未来の自分への恋文
バックアップのことを考える人は、それがあればすべてを救えたはずの瞬間が来るまでは、誰もいない。そのときにはもう手遅れで、その喪失は、味わったことのない人には説明しがたいほど全面的だ。
バックアップとは、どこか別の場所に置いた複製にすぎない。華やかさはなく、後回しにしやすい。だがそれは、来年の自分への静かな約束でもある──今日やっている仕事が、それでもなお存在し続けるという約束だ。
私のサイトはまるごと素朴なファイルなので、バックアップはフォルダをコピーするだけのことだ。もっとも単純な仕組みが、もっとも安全な仕組みでもあったというわけだ。